2010.04.17 伯州山のイワウチワ

そろそろイワウチワが咲きはじめているのではないかと家内を誘って伯州山を訪ねてみました。
いつもの駐車スペースはすでに満車。
さらに奥へ奥へと進むが至るところに車が駐車されていて車を停める場所はどこにもなかった。

仕方なくUターンして戻りかけたところ、登山を終えた一台の車がやっと駐車スペースを与えてくれたのだった。
滝谷コースの入り口となる民家付近にも観光バスが停車している。
静かな山歩きを期待していたが今日はそうもいかないようだ。


ガイドブックに紹介されていないうえ国土地理院の地形図にも山名のない隠れた名山は
もはやすっかりお馴染みの山になってしまったようだ。

「この山はいつまでも静かな隠れた名山であってほしい。」
初めてこの山を訪れた2年前、伯州山荘でご一緒させていただいた山口県からお越しのご夫婦の言葉を思い出した。

HPを通して安易にこの山を紹介してほしくないとお叱りを受けるかもしれない。
そんなことを考えながら滝谷コースを歩き始めた。


滝谷コース入口となる民家の家人と立ち話をするのが恒例になっていたが、今日は家人の姿が見えない。
時間が遅いので、すでに畑仕事も終わってしまったのかな。
道端には今年もキクザキイチゲが純白で清楚な花を咲かせている。
舗装道路がやがて未舗装の作業道に変わりしばらく行くと鐘状の淡いピンクの花をつけたイワナシが咲いていた。
秋には実がなり食べられるそうだ。


やがて未舗装の作業道が終点を迎えたところで山道が二つに分岐している。
右側に続く登山道をわずかに進んだところで立ち止まった。
ブナの木の周りに可憐なイワウチワが咲き始めている。


山道の階段の脇に咲いたイワウチワを鑑賞しながらゆっくり高度を上げてゆく。
コース途中からは昨年も利用した新コースに進み尾根に取り付く。


このコースでは蕾が多く、見ごろは次の土、日といったところだろうか。





 
登山道の先で話し声が聞こえたかと思ったら団体さんが次々と下りてこられた。


北側の斜面には残雪が…


伯州山荘に辿り着くと小屋から出てきた一人の男性が、たった今まで山頂も小屋の中も大変な賑わいだったと教えてくれた。
いいタイミングで登ってきたようだ。
伯州山荘で遅い昼食にしようかとも思ったが、スルーして山頂を目指すことに…
とは言っても山頂までは5分程度の距離である。


春の日差しが降り注いでいるものの山頂を吹き抜ける風はとても冷たかった。
展望は申し分ない。
ただ、残念なのは大山が霞んでいて西の方角にぼんやりと浮かんでいたことだ。

暖かいカップ麺を頂いたあと、誰もいなくなった山頂で地図を広げてあれは○○山、
そしてその山は○○山などと家内に説明するが、あまり興味がないようでどこかうわの空である。


下山は従来の滝谷コースを下った。
こちらのコースは日当たりの悪い場所ではまだ雪がかなり残っている。
雪解けでぬかるんだ登山道でときどき尻もちをつきそうになりながらゆっくり山を下っていった。

 
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