2009.07.05 初めての袴ヶ仙 今回のコース
山陽新聞にボランティアの方々の手によって袴ケ仙に2つのルートが開通したという記事が載っていたことを読者の方から教えていただいた。
情報はそれだけで、詳しいことは何も分からないまま旧勝田町の梶並方面に車を走らせた。
「岡山県の山 百選」によると塩木地区に以前から登山道があるようなので、とりあえずこの辺りで新しいルートを探すことにした。
県道7号線を梶並川に沿って北上する
県道沿いに立てられた「塩木」という地名の標識を見つけ減速すると、すぐ近くに「袴ヶ仙登山口」の比較的新しい標識が立っていた。

塩木の登山口

県道沿いに車を駐車し標識の矢印に従って歩き始めたが、果たしてこれが新聞で紹介されたルートかどうかはわからない。
古い民家の脇を通り舗装路を400m〜500m進むと沢の音が聞こえ始めた。

作業道の終点に駐車場の標識が立っている。
どうやらここまで車が入れたようだ。
(ちなみに歩けば県道から20分少々の距離)

やがて未舗装の作業道に変わり、沢の音を聞きながらさらに進む。

駐車場の一角に登山道を案内する表示板が立っていた。
ここからは登山道らしくなってゆく。

駐車場から少し進んだところで激しい水の音に立ち止まった。

苔むした石垣が作業道のかなり奥まで残っている。
かつてはこの辺りにも民家が建っていたのかもしれない。
所々に矢印が設置されていた。

作業小屋

所々に矢印の板が樹木に設置されている。
これなら迷うことはないだろう。
 
しかし、雨後でぬかるんだ踏み跡は徐々に不明瞭になってきた。
そしてついに矢印の板もテープも見つからなくなってしまった。
ルートを間違えたのかもしれないと、逆戻りするも他に踏み跡を見つけられなかった。


尾根に取り付けば何とかなるだろうと、急斜面をジグザグに進み高度を上げて行く。
足元には至るところに鹿の糞が転がっていた。
 
尾根に取り付くとわずかに踏み跡が確認できたのでホッとしたが、しばらくすると背丈ほどの熊笹のヤブ漕ぎが待っていた。
ヤブに突入する前にポケットの中身を全部ザックの中に押し込んだ。
これで今回は落し物をする心配がなくなった。

そして潅木の枝で目を突かないようにサングラスもしっかりかけて、いよいよヤブに突入。
もはや踏み跡などわからない。 ヤブ漕ぎしやすそうなところを進むしかない。
足元はぬかるんでいるうえ傾斜もきつい。 熊笹や潅木を掴みながら登って行く

ようやく熊笹と潅木のヤブ漕ぎが終わると
目の前に真新しい標識が木にくくり付けられていた。

一方は山頂を案内し、もう一方は「エボシ岩」を案内している。
そして私が歩いてきたヤブ漕ぎの尾根方面には
「右手」の標識があった。


エボシ岩は後回しにして、とりあえず山頂を目指す。
すぐに急傾斜の直登が待っていたが大したことはない。
この直登をやり過ごすと緩やかな登山道に変わった。


山頂は樹林に阻まれあまり見晴らしがいいとは言えない。

山頂で昼食を摂ったあと、「エボシ岩」に向かった。
分岐からわずかな場所に高さ5〜6mはあると思われる巨大な岩が立っていた。
周囲はきれいに熊笹が刈り払われている。


岩の間には小さな祠が奉られていた。

きれいに刈り払われた登山道はエボシ岩からさらに伸びている。
果たしてこの登山道はどこに下るのだろう。
登山道に矢印はあるものの地名が記されたものがないのでさっぱりわからない。
どうやらこの登山道が新聞に掲載されたルートなのだろう。
せっかくの機会なので矢印に導かれてこのルートを下ってみることにした。
車まで果てしなく遠い道のりになるかもしれないが、歩かずにはいられなかった。


さらに下ると目の前でガサガサという物音がして立ち止まった。
そっと覗き込んでみると体調40cm程度のマムシだった。
嫌なものを見てしまった。
これ以来登山道に落ちている枯れ枝がどれもヘビに見えてしまうから恐ろしい。

下山途中、尾根上に再び巨大な岩が現れた。
標識には「オオカミ岩」と記されている。
この岩を巻くように登山道は右にトラバースして行く。
ここはそのまま尾根を下ってしまいそうになるので
注意が必要かも・・・。

登山道には矢印の表示板以外にも樹林帯の木に赤いペンキで大きな矢印が印されているので迷うことはなかった。
やがて登山道は作業道に変わり、少し開けた場所に「駐車場」の立札が立っていた。
以前はここまで車で上がれたようだが作業道は荒れていて雑草も生い茂り、四輪駆動車でも厳しいかもしれない。


ようやく民家の屋根が見えてきた。
袴ヶ仙の東側に下山したのは間違いないが、果たしてどこに下山したのか依然わからなかった。
集落の中を縫うように舗装路を下ると県道らしき道路に出た。
道路わきに立つ地名標識には「宮ノ上」と記されていた。
ここが東谷の宮ノ上であることを初めて知った。
袴ヶ仙を反対側に下ったことになる。地図から判断すると塩木まで車道を歩けば8km以上ありそうだ。
登り返そうとも思ったが、のんびりと車道を歩くのもいいかなと歩き出した。

こうして約6時間の山歩きが終わった。


金原トンネル


道路脇で咲き始めていたネムノキの花。
ピンクの長いおしべがとても綺麗だ。



塩谷付近から望む袴ヶ仙 (右奥)




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