2009.04.18 ヤブ漕ぎの妹山を歩く 今回のコース
三ヶ上の隣に端正な山容をしながらも、登山道がないため無積雪期にこの山に足を踏み入れる人は少ないようだ。
そのため情報も少ない。
今回は「岡山の山百選」を頼りに、以前から気になっていた妹山(イモヤマ 1,121m)をヤブ漕ぎ覚悟で歩いてみた。
国道179号線を北上し、バス停「下斉原」を右折して道なりに進む。
やがて車がやっと通れるガードレールの橋を渡り左折する。
道なりに進み民家を通り過ぎると道路は分岐するが、川沿いに直進し三子原林道に入る。
ガイドブックによると登山口は電柱「三子原支22」が目印とあるので、両サイドの電柱を確認しながらゆっくり車を走らせる。
支柱番号は連番になっているので目標の電柱を見つけるのはそんなに難しくはない。
それでもお目当ての電柱を見つけると、ちょっとうれしくなる。

上の画像にマウスポインタをどうぞ。 登山口となるコンクリート橋
車は林道の少し広い場所に駐車できるので心配いらない。
林道の左側を流れる沢に架かるコンクリート橋を渡り作業道を進む。
スミレが咲いていました。 しばらくは緩やかな作業道が続く。
作業道は400mほど行くと分岐するが、赤いテープの目印に導かれ左に進む。
作業道には山ツツジやミツバツツジが至るところで咲いている。
ネコノメソウ
ヒノキの樹林帯 キブシ
いくつかの沢を渡ると作業道は徐々に狭くなり、やがて踏み跡を辿るようになる。
それでも予想以上にしっかりした踏み跡なので、このまま山頂まで続いていてほしいと願う。
コミヤマカタバミ 熊笹と潅木のヤブを行く。
しかし、最後の水場を過ぎて200mも進むと目印は明瞭な踏み跡からそれて尾根に導いている。
樹木の枝を掴みながら樹林帯の急傾斜を登っていくが、心臓破りの直登にたびたび足が止まる。
しばらくすると樹林帯が背丈ほどの熊笹と潅木に変わり踏み跡がわからなくなる。
猛烈なヤブ漕ぎだ。(とは言っても根曲がり竹のヤブ漕ぎほどではないが・・・)
尾根を外さないように進むが、熊笹に付着した大量の花粉がヤブを漕ぐたびに舞い上がり気分が悪くなる。
飛散する花粉を吸い込みながら更にヤブを漕いでいく。
花粉症でなくて本当によかった。

主尾根に飛び出したところで展望が開けホッとする。
樹間からは目指す妹山山頂が望めた。
ホッとしたのも束の間で、熊笹と潅木はさらに背丈を伸ばし再び展望を失う。。
ここでカメラバッグのポケットに入れていた偏光フィルターと山行記録を書き込んだ手帳がなくなっていることに気づく。
ヤブ漕ぎの途中でポケットが開き、落ちてしまったようだ。
下山は他のルートを予定していたが、往路を引き返さなくてはならなくなった。
偏光フィルター約1万円、山行記録を書き込んだ手帳300円、どちらも惜しい。

捜索は下山時と決めて先を急ぐ。
山頂に近づくにつれ熊笹の背丈は低くなり、ずいぶん歩きやすくなる。
見上げれば山頂付近に大岩が見える。
ここまで来れば山頂まであと一息だ。
山頂には平で大きな岩がある。 ここからの展望はすばらしい。
谷を挟んで花知ヶ山や三ヶ上が間近に迫り大迫力だ。
遠くは大山や周辺の山々も遠望することができた。
歩いて来た主尾根を望む。
先週歩いた三ヶ上が間近に見える。
花知ヶ山が間近に迫り圧倒される。
国道179号線から三ヶ上(左)と妹山(右)を見上げる。 
ほぼ360°の展望を欲しいままに、平らな大岩の上に地図を広げ山座同定を心ゆくまで楽しむことができた。
さて、下山は落し物探しだ。
ヤブを掻き分けながらずいぶん探したが、結局徒労に終わってしまった。
すばらしい展望と引き換えに高い代償を払ってしまったが、山を下りてみればまた歩きたい山がひとつ増えていた。
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