2008.01.03 スノーシューで歩く毛無山(新庄村)
樹氷」と「スノーシュー」、このふたつのキーワードを満たしてくれる山はどこだろうと考えていた。
思い浮かんだのが毛無山(ケナシガセン)だ。
しかし、2〜3日前の後山や那岐山にはほとんど雪がなかったので毛無山も期待できないだろうと思っていた。

国道181号線を北上し、美甘を過ぎて新庄村に入ると景色が一変する。
まるで北国だ。想像以上の積雪に目を疑ってしまった。

しかし、登山口まで除雪されているのでありがたい。

登山口の積雪は50cmはあるだろう。
身支度をしていると地元の方が心配そうに、気をつけて登れよと声をかけてくださった。



田浪の集落 標高600m以上はあるだろう。例年雪の多いところだ。


凍える手で登山届を記入し、木箱に入れた。(AM7.30)
登山道入り口
先を行く者はいない。

歩いてきた登山道を振り返る。

非難小屋手前から見事な樹氷が現れた始めた。

6合目付近から厳しいラッセルが始まった。
右手に持つ75cmのピッケルを深く差し込んでみる。手首の上まで潜り込んでしまった。80cm以上の積雪だ。
新雪のためスノーシューを履いていても膝の上まで潜ってしまう。
だんだん足が上がらなくなってきてしまった。途中何度も引き返そうと思ったが、樹氷見たさに歩き続けた。



ようやく9合目に建つ非難小屋にたどり着いた。歩き始めて約3時間が経っていた。(AM10:25)
もう限界だと思っていたのに、小屋で空腹を満たすと不思議と元気がわいてきた。



小屋の中には雪が吹き込み、ベンチは凍っていた。
室温氷点下5℃、それでも外よりずっと暖かく感じた。



食事をすませて外に出てみると青空が広がり、
樹氷が輝いて見えた。苦労した甲斐があった。


青空に映える見事なブナ林の樹氷

非難小屋から山頂までは目と鼻の先だ。
ところが一段と深い積雪と雪の重みで垂れた樹木が行く手を阻み

なかなか前に進めない。

悪戦苦闘しながら登り続けて視界が開けた瞬間、
何物にもかえがたい達成感がわいてきた。


山頂付近は強風のためか思ったほどの積雪ではなかった。
残念ながら大山は雲に隠れてその姿を見ることはできなかったが

素晴らしい景色に感激した。

当初は白馬山まで縦走しようと思っていたが、
もうそんな体力は残っていなかった。
しかしもう十分に満たされていた。





春になればカタクリの群生が見られる。


いつもはあまり記念写真は撮らないのだが・・・。(AM11:30)

下山するのがもったいないような景色だ。


残念ながら弓ヶ浜や大山は望めなかった。



野ウサギの足跡だろうか。


.
それにしてもよく登って来たものだ。ラッセルの跡を見てそう思った。


下山途中で一組のご夫婦とすれ違った。
私のラッセルのおかげで登って行けそうだとお礼を言われた。


下山の届けを木箱に入れてようやく今日の山歩きが終了した。(PM1:25)
思い出に残る山歩きになりそうだ。






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