2008.10.11 はじめての岡曽山 (963m)
国道179号線を北上し、落合橋手前の「羽出・森林公園方面」の標識に従い左折する。
森林公園に向けて車を走らせるとやがて神原集落に入る。
羽出川に架かる「山の神原橋」を渡ると正面に民家が建っているが、
この民家と民家の間を抜けたところから岡曽山登山道が始まる。

今年の9月14日初めてこの山を歩こうとガイドブック「岡山の山百選」を頼りに民家の脇を進み、
田んぼのあぜ道をウロウロしたが結局登山口を見つけられなかった。
今回はこの民家のご主人に登山道を教わり、ようやく前回断念した岡曽山を歩くことができた。

羽出地区から望む岡曽山
山頂付近がかなり急峻だ。
山の神原橋 (10:50)
民家の脇に立てられた「熊に注意!」の立て札。 民家の脇を抜けて矢印の方向に進む。
前回は民家を抜けた田んぼの畦道で迷ってしまった。
田んぼといっても今は休耕田になっていて雑草がうっそうと茂っている。

民家のご主人に教わったとおり畦道を右側の樹林帯に沿うように進む。
民家の裏で見つけたリンドウとウメバチソウ
可憐に咲くウメバチソウ
畦道はやがてヤブ漕ぎとなるが、前回もこの辺りまで歩いていた。
途中で踏み跡が消え、ヤブ漕ぎもひどかったのでこれが登山道だとは思わずに引き返していたのだ。

ヤブ漕ぎを抜けるとこれまでの悪路がうそのように、間伐されて明るくなった植林帯の中に登山道が伸びている。
ピンクのテープに導かれ植林帯をどんどん登ってゆく。
ところが、この後尾根コースと滝コースに分かれるはずなのに分岐点が確認できない。
仕方なく目に付いたピンクのテープを追うことにした。
テープに導かれ、やがて「滝谷の滝」に辿り着いた。(11:43)
どうやら滝コースを歩いて来たようだ。
滝は水量が乏しく、正直言ってやや迫力に欠ける。
滝からわずかに進んだところで洞穴が口を開けていた。
ここで「熊に注意!」の立て札のことが頭をよぎる。
今にも飛び出してきそうだ。 
長居は無用、そそくさとこの場を立ち去った。
急傾斜をひたすらテープを追って行くと、見覚えのある植物の葉を目にすることになった。
イワウチワの葉だ。 それも斜面一面に確認できる。
やがて踏み跡は急峻な尾根に取り付き直登する。
足元にはイワウチワが群生している。
この葉を踏まないように歩くのが難しいほどだ。
 花の盛りにぜひ歩いてみたいものだ。
急傾斜の尾根を樹木の幹や枝を掴み喘ぎながら登ると、今度は背丈を越す熊笹が待っていた。
踏み跡は全く見えない。ピンクのテープだけが頼りだ。  熊笹を掻き分けながら前に進む。
足元の障害物が見えないため何度も足をぶつけ、そのたびに「ウ〜ッ」と大きなうなり声を上げてしまった。

やがて熊笹が約3m四方に渡って刈り払われた岡曽山山頂に辿り着いた。 (12:32)
見晴らしは全く利かない。傍らに三等三角点の標石が立っているだけだ。
山頂で簡単に昼食を摂ったあと「ひづめ岩」を目指した。
道中はやはりひどいヤブ漕ぎで踏み跡はまったくわからない。
やはりここもテープだけが頼りだ。 (12:45)
突然雨が降り出してきたが大したことはなさそうだ。
しかし濡れたササ原で全身がビショ濡れになってしまった。
山頂から20分少々で「ひづめ岩」に到着。(13:06)
高さが4〜5mある岩の上からは眼下に羽出の集落が、
そして正面左には泉山が一望できる。

今日はじめて展望のきく場所に立つことができた。
ひづめ岩 羽出の集落
目に前には泉山が。 木々の紅葉が始まっていた。
13:30 そろそろ山を下りることにし再び山頂に向けて歩き始めたが、
途中次のテープが見つけられず右往左往しているうち、いつの間にかまた「ひずめ岩」に逆戻りしてしまった。
背丈を越す熊笹で周りの景色が見えず、いつしかまた「ひずめ岩」まで案内するテープを追いかけてしまったようだ。

いつもは必ず携帯しているコンパスなのに、ザックの中に見当たらない。どうやら家に忘れてきたようだ。
「こんなときに限って」と少々あせってしまった。

今度はより慎重に次のテープを探しながら何とか山頂まで戻ることが出来た。

わずかに切り開かれた山頂の周囲には熊笹が密生し、今度は下山ルートがわからない。
背丈を越える熊笹に邪魔されて頼りのテープが見つからないのだ。
山頂の「岡曽山」と書かれた板がくくりつけられた木に登り、ようやくピンクのテープを見つけることができた。 (14:30)
やれやれ・・・。
尾根を下るが傾斜がきついので十分に注意が必要だ。 途中の沢でオタカラコウを見つけた。
下山途中に見慣れない小さな花を見つけた。    (15:40無事下山)
後日、ブログで花の名をお尋ねしたところアケボノシュスラン(ラン科)だと教えていただけました。


岡曽山、標高わずか963mの山だが登山道が整備されていないため、
かなりハードな山歩きが要求された。

ファミリー登山には決してお勧めできない。

しかし尾根に取り付く斜面にはたくさんのイワウチワの葉を見つけることが出来た。
この花の咲くころにぜひまた歩いてみたい。


下山後、両足と両腕に付いたいくつもの勲章をさすりながら、上斎原温泉でゆっくり汗を流して帰路についた。


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